おえかきプロセス 1999年07月版(1) ラフ描き~下地塗り

「どんなプロセスでお絵かきしてるんですか?」という質問を受けることがありましたが。今回、某「お絵かきさんネットワーク」に登録したこともあり、 そういうページを、作っておこうかしら?ということで、このページを作成しました。

機材

  • PC (OS: Windows 2000 / CPU: Celeron 400 / RAM: 512MB)
  • Photoshop 5.5
  • スキャナー (Canon FB636U)
  • タブレット (intuos i600)
  • コピー用紙 A3,A4
  • みかん箱トレース台(?)
  • 適当な、バックグラウンドミュージック(音楽がないと眠ってしまいます^^;。)

1.ラフ描き

ラフを描きます、とりあえず、適当なラフを描いてみました(図1)、絵が狂ってますが、今回は適当・・・

<図1>
ラフは、鉛筆で(シャープペンではないよ)で描いております。紙は安物のコピー用紙です、(ただしA3です。)

 2.トレース

適当なラフが、出来上がったら、トレースします。私はトレース台などというちゃんとしたものを持ってませんので、 みかん箱似非トレース台を使うか、そのまま上に紙を敷いてトレースします。 トレースは、今回はシャープペンを使います。今回使っているのは、0.3mmシャープペンの「B」です。
0.5mmの「HB」や「H」だと、もう少し線が太くなります。0.3mmの「H」だと更に線が細くなるので、必要に応じて取り替えます。
もっと太い線や、やわらかめにしたいときは、迷わずつけペンを使います。 紙の管理がちょっと面倒なのでなかなか、お手軽にはできませんが・・・

<みかん箱トレース台って?>

みかん箱のふたを取って、中に電気スタンドを寝かせて入れておき、上にガラス板(厚さ7mm程度)をのせます、更にその上に乳白色アクリル板(厚さ2mm程度)をしきます、電気スタンドの足が突き出てしまう場合は、適宜みかん箱に穴をあけて、足が出るようにしておきます。ほとんど廃材で完成します(アクリル板だけ購入、約500円)
トレースするときは、紙がずれないように、マスキングテープなどを4隅に張っています。

<図2>
こんな感じでトレースします。トレースする紙は、A4の普通のコピー用紙です。

 3.取り込み

600DPIで取り込みます。取り込み方はスキャナーによって特性が違うので、いろいろ設定を試してみます。その後、60%に縮小します。

<図3>
このくらいの濃さにしておきます (図3は原寸サイズです)

4.下地塗りの準備

ここで、線の白い部分を透明に変えておきます。Photoshop のCDに入っている、Luminosity -> Opacityプラグインを使います。 標準インストールではインストールされませんので、CDから取り出して、プラグインディレクトリーに放り込んでおきましょう。

<図4>
このプラグインを使用して、白い部分を抜きます。ただし、RGBモードになっていないとだめですので、RGBモードにしておきましょう。
次に、出来上がりイメージが決まっている場合は、それに近いカラーで背景とラインを塗ってしまいます。

<図5>
ラインは、透明部分の保護、にチェックをつけて塗りつぶせば、線だけ塗りつぶせます。

5.下地塗り

一番つまらない作業です^^;

<図6>
ベタ塗りで、どんどん塗っていきます。場所ごとにレイヤー分けしていきます。ブラシは図6の通り、ぼかしなしのブラシで、筆圧検出をカットして塗ります。

<図7>
塗っていくついでに、トレースのときに、間違った線や、いらない線を消していきます。はみ出さないように塗っていきます。

<図8>
図8のように塗ります。図8の右側がレイヤー構成です。ここまでできたら、保存して休みます。

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